「カレーを作ろう!」とワクワクしながら鍋を火にかけて、いざ仕上げの段階でカレールーが足りない…そんな経験、一度はありませんか?
思わず「えっ、どうしよう」と焦ってしまいますよね。でも大丈夫です。
この記事では、カレールーが足りないときにおうちにあるものでできる代用アイデアや応急処置、本格スパイスカレーの作り方まで、丁寧に分かりやすく解説していきます。
カレーって、家族みんなが楽しみにしているご飯の日も多いし、急に「ルーがない!」となると本当に困りますよね。でも、諦める必要はありません。
冷蔵庫やキッチンの中にある調味料やちょっとした工夫で、ちゃんと美味しいカレーを仕上げることは十分にできます。
小麦粉やカレー粉、片栗粉、ケチャップやソースなど、「いつも使っているアレ」が救世主になるんです。
さらにこの記事では、カレールーを使わずに本格スパイスカレーを作る方法や、おすすめ調味料のリスト、カレールーを切らさない保存のアイデアまで、実体験をまじえてたっぷりご紹介。
今まさにルーがなくて困っているあなたに、「大丈夫だよ」とそっと寄り添うつもりで書いています。
「このピンチ、なんとかなる!」と少しでも気持ちが軽くなって、無事に美味しいカレーを家族みんなで囲めますように。お腹も心もほっと温まるヒントを、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
カレールー足りない時に使える代用アイデア7選
カレールー足りない時に使える代用アイデアを7つご紹介します。
それぞれの代用方法をくわしく解説します!
①小麦粉とカレー粉で作る
カレールーの代用で一番ベーシックなのが「小麦粉+カレー粉」です。
これ、意外と本格的なカレーに近づけることができるんですよね。
まずは、フライパンに油を入れて中火で温め、小麦粉を焦がさないようにじっくり炒めます。目安はきつね色くらいまで。
この工程がダマにならないカレーのコツなんです。
小麦粉が炒まったら、そこにカレー粉を加え、さらに炒めて香りを引き出します。
あとは、炒めた小麦粉&カレー粉を、カレーの鍋に少しずつ溶かし入れていくだけ。
いきなり全部入れるとダマになりやすいので、必ず少しずつ溶かしてくださいね。
もしコクが足りなければ、バターや牛乳、コンソメなどをちょい足ししてもOKです。
カレールーより軽めな口当たりなので、お子さんにも食べやすい味になりますよ。
この方法は、市販のルーがなくても手軽にできるので「やっちゃった!」って時の救世主。ポイントは小麦粉をよく炒めてからカレー粉と合わせること。
これで失敗しにくいです。カレー粉の量は好みですが、だいたい2人前で大さじ1〜2が目安。物足りない時は、ガラムマサラなどスパイスを少し足すと本格感も出ます。
ちなみに、もし小麦粉もカレー粉も足りない時は、強力粉や薄力粉でもOK。
その場合はちょっととろみが出にくいこともあるので、煮詰める時間を長めにするといいですよ。
急場しのぎですが、意外とクセになる味になりますのでぜひ試してみてください!
カレー粉が少ない時は、ブラックペッパーやターメリック、クミンパウダーなど市販のスパイスをブレンドしてもそれっぽくなります。
自宅にある調味料を最大限活用してみてくださいね。
②片栗粉や米粉を使う
カレールーのとろみ担当を片栗粉や米粉でサポートするのも手軽な代用方法です。
ルーが足りなくてシャバシャバになってしまった…そんな時、片栗粉や米粉で簡単にとろみをつけることができます。
やり方は、まず小さじ1〜2程度の片栗粉(もしくは米粉)を同量の水で溶かして「水溶き片栗粉」を作ります。
これを煮立ったカレーに、ゆっくり回し入れてかき混ぜるだけ!
コツは必ず火を止めず、弱火〜中火でしっかり混ぜながら加えること。
急に入れすぎるとダマになりやすいので注意。
片栗粉の場合はサラッとした透明感のあるとろみ、米粉の場合はややもったりクリーミーな仕上がりになります。どちらもクセが少なく、味を邪魔しません。
米粉はグルテンフリーなのでアレルギー対策にもおすすめ。
とろみがつきにくい場合は、2回に分けて追加で加えてもOKです。
ルーが少なくて味が薄い時は、少しコンソメや醤油を加えるとコクもアップしますよ。
意外と便利なのが、天ぷら粉やお好み焼き粉。
これらにも小麦粉や米粉が使われているので、少量なら代用できます。どうしてもとろみだけ足りない…そんな時は迷わず使ってみてください。
食感も良くなって、お子さんにも大人気!
カレーのとろみは、おうちにある粉類でなんとかなります。とにかく「困った時は粉でなんとかなる!」と思って気軽にチャレンジしてみてくださいね。
③コンソメや鶏ガラスープの素を活用
カレールーのコクやうまみを補うには、コンソメや鶏ガラスープの素がかなり役立ちます。
ルーが足りない時、味に深みがなくなりがちなんですが、スープの素があれば一発でお店っぽいコクが出せますよ。
使い方はとっても簡単で、カレーのベースに好みの量のコンソメ(顆粒やキューブ)、または鶏ガラスープの素を加えて混ぜるだけ。
目安としては2人前で小さじ1〜2程度。
味を見ながらちょっとずつ足して調整してくださいね。スープの素は塩分が強いものもあるので、最初は控えめに。仕上げにカレー粉やスパイスをちょっと足すと、さらに風味がアップします。
カレーの具材によっては、和風だしの素やビーフコンソメも合いますよ!
もし「味が物足りない…」という時は、ソースやケチャップと組み合わせてもGOOD。味が決まりやすくなりますし、家族みんなで食べても飽きのこない味に仕上がります。
冷蔵庫の余り野菜を煮込んだときにも、スープの素は万能なのでぜひ活用してみてください。
コンソメや鶏ガラスープの素は、普段のお味噌汁やスープにも使えるので常備しておくと安心。
カレールーがない日もこれで困りません。個人的には鶏ガラスープの素を使ったカレー、あっさりしていてクセになります!
ぜひ一度試してみてくださいね。
味をしっかりつけたい時、ぜひ「スープの素」を思い出してください。ルー不足のカレーも格段にレベルアップしますよ。
④ケチャップやソースでコクを出す
ケチャップやソースって、実はカレーの隠し味にもぴったりなんです。
ルーが足りなくて味にパンチがない時は、ケチャップ大さじ1、ウスターソースや中濃ソース大さじ1を加えてみてください。
これだけでコクと甘み、酸味が加わって、まるでお店のカレーみたいに仕上がります!
カレールーが半分しかない…なんて時も、ケチャップとソースで上手くカバーできます。ケチャップはトマト由来の甘み、ソースは野菜や果実のうまみやスパイスがたっぷり。どちらも加熱することで、カレーの風味がワンランクアップしますよ。
意外かもしれませんが、ケチャップとソースは両方使うのがおすすめ。
どちらか一方だけでもいいですが、両方入れると味に奥行きが出るんです。
甘口好きの方や、お子さんのいるご家庭にも大好評!煮込む途中で加えて、しっかりと煮詰めてください。
ちなみに、ソースはお好み焼きソースやとんかつソースでも代用可能。
ケチャップもトマトピューレやトマトペーストで代用できますよ。
冷蔵庫の調味料でできるので、困った時はぜひやってみてください!
ちょっと冒険したい時は、りんごのすりおろしや、ハチミツを加えても美味しいです。ルーがなくても「ごちそうカレー」になるので、味変を楽しんでみてくださいね。
⑤カレーうどんの素やレトルトカレーで応急処置
おうちに「カレーうどんの素」や「レトルトカレー」が眠っていませんか?
これ、カレールーが足りない時の超応急処置になります。
例えば、鍋に入っているカレーの量に対してルーが明らかに少ない…そんな時、カレーうどんの素を加えるだけでしっかりとろみと味がつきます。
カレーうどんの素は、とろみ成分もスパイスも入っているので、意外とカレーにピッタリなんです。
レトルトカレーも、実は優秀なルーの代用品。鍋に中身を加えて、カレーと一緒に煮込むだけ。味がしっかりついているので、あまり調味料を足さなくても美味しくなります。
辛さの調整も、子ども用レトルトなら甘口、大人用なら辛口と選べるのも便利!
もしどちらもなければ、インスタントカレーやカレー味のカップ麺の粉末スープでもOKです。
これもスパイスやとろみ成分が入っているので、急なピンチに大助かり。意外と家のどこかに眠っていたりするので、一度探してみてください。
個人的なおすすめは、レトルトカレーを2〜3種類混ぜる方法。味に深みが出て、いつものカレーとは違う個性が生まれます。
冷蔵庫やストックをフル活用して「困った時のカレーリカバリー」やってみてくださいね!
本当に困った時の奥の手、ぜひ覚えておいてください!
⑥市販のスパイスで本格アレンジ
カレー粉やガラムマサラ、クミンパウダー、ターメリックなど、市販のスパイスをブレンドすれば本格的なスパイスカレーに大変身します。
ルーが足りないどころか、いつものカレーがスパイス香る本格派に!家にあるスパイスでできるので、失敗しにくく、アレンジも無限大です。
やり方はとても簡単。カレーのベースに好みのスパイスを加えて煮込むだけ。
基本はカレー粉+クミンパウダー+コリアンダー+ターメリックあたりを少量ずつ。
お好みでガラムマサラやチリパウダー、シナモンなどもおすすめです。
辛さや香りは自分で調整できるので、家族の好みに合わせてカスタマイズしましょう。
スパイスは入れすぎると苦味やエグみが出やすいので、最初は控えめに加えて様子を見てください。もし味が薄いと感じたら、ケチャップやコンソメなどでコクをプラスするとバランスが取れます。
ごはんだけでなく、ナンやパンと合わせてもGOOD!
市販のスパイスミックスを使うと、さらに簡単に本格的な味が再現できます。
スーパーや100円ショップで売っているスパイスセットでも十分美味しく作れますよ。普段のカレーに飽きた時にもおすすめの裏ワザです。
家にスパイスがあれば、ルーがなくてもカレーが作れる時代。スパイスの力を信じて、ぜひ挑戦してみてくださいね!
⑦バターやチーズでコクを足す
最後に、バターやチーズでコクを補う方法もご紹介します。
ルーが足りなくてあっさりしすぎている時、バターをひとかけ加えるだけでグッとコクが増します。
まろやかさやリッチな口当たりが好きな方には特におすすめです。
やり方は超カンタン。カレーの仕上げにバターやチーズを加えて溶かすだけ。
とろけるチーズ、プロセスチーズ、クリームチーズなど、家にあるチーズなら何でもOK。
バターと一緒に加えることで、レストランのような風味になります。
バターやチーズは、子どもにも大人にも大人気のトッピング。
コクを足したい時や、カレーがちょっと薄くなっちゃった時にも救世主です。
コーンやほうれん草など野菜と一緒に入れても美味しいですよ。
特に、チーズは仕上げにのせてトロッとさせると、お店の欧風カレーみたいになります。
ご飯の上にカレーと一緒にのせて、オーブンで軽く焼いても絶品。
おもてなしにもぴったりなので、ぜひ試してみてください。
バターやチーズを使えば、ルー不足のカレーもごちそうカレーに早変わり。とろける美味しさをぜひ実感してみてくださいね!
カレールー足りない時の応急処置5つのコツ
カレールー足りない時の応急処置のコツを5つご紹介します。
それぞれのコツを詳しくご紹介していきますね。
①材料を減らして濃度を調整
カレールーが足りなくてカレーが薄くなりそうなとき、一番簡単な方法が「材料を減らす」ことです。
たとえば、レシピ通りの野菜やお肉を全部入れてしまうと、どうしても水分が多くなって味がぼやけてしまいます。
こういう時は、ルーの量に合わせて具材の分量も調整してみてください。
例えばじゃがいもやにんじん、お肉の量を半分に減らすなどしてみると、味が濃く感じられて失敗しにくくなりますよ。
また、水や出汁の量もルーに合わせて加減しましょう。水分が多いとルーのとろみが薄くなるので、最初から少なめにしておくのがコツ。
煮込んでみて足りなければ後から水を足してもOKです。
材料を減らすことで、ルーの風味やとろみがしっかり活きるので、ルー不足の時でも満足度の高いカレーに仕上がります。特に、味が薄いのが苦手な方はこの方法が一番おすすめ!
家族の人数や食べる量に応じて、材料を調整してみてくださいね。「せっかくのカレー、薄いのはちょっと…」という方にぴったりの応急処置ですよ!
②煮詰めてとろみを出す
カレーがシャバシャバでどうにもならない…そんな時は、煮詰めて水分を飛ばすのが一番です。
鍋の蓋を取って中火でグツグツ煮込んでいくと、余分な水分がどんどん蒸発してとろみが増していきます。
目安としては、カレーが鍋底でゆっくり動くくらいまで煮詰めると、しっかりとろみが付きます。焦げやすいので、ときどき底からかき混ぜながら煮詰めてくださいね。
焦げてしまうと苦味が出るので注意!
水分が飛ぶことで味も濃くなりますので、「味が薄い…」と感じるときにも有効なテクニックです。
カレーが仕上がる少し前から火加減を見つつ、好みの濃度まで煮詰めると失敗しにくいですよ。
さらに、煮詰める過程で野菜やお肉のうまみもギュッと凝縮されて、よりリッチな味わいになります。
カレーのルーが少なくても、ごちそう感が増すのでおすすめです。
とろみがどうしても足りない場合は、上で紹介した片栗粉や米粉も併用してみてください。自分好みの濃度を見つけてみてくださいね。
③水溶き片栗粉やコーンスターチでとろみ付け
カレーのとろみを簡単につけたい時は、水溶き片栗粉やコーンスターチが本当に便利。特に、ルーが足りなくて「しゃばしゃばカレー」になった時は大活躍します。
やり方は簡単で、小さじ1〜2の片栗粉やコーンスターチを同量の水で溶き、カレーがしっかり煮立っている状態で少しずつ加えていきます。
入れるたびによく混ぜて、全体になじませてください。
片栗粉は透明感のあるとろみ、コーンスターチはちょっとクリーミーな仕上がり。どちらも味を邪魔せず、簡単にカレーらしいとろみが出せますよ。
注意点は、加えすぎるとドロッと重くなりすぎること。
少しずつ様子を見ながら調整してくださいね。
ダマになる場合は、一度火を止めてから加えてもOKです。
個人的にはコーンスターチの優しいとろみが好きです。冷蔵庫に余っていたらぜひ活用してみてください。手軽で失敗しにくい応急処置なので、初心者さんにもおすすめです!
④ご飯に工夫!ドライカレー風に
ルーが足りなくてシャバシャバな時は、発想を転換してドライカレー風にアレンジするのもアリです。ご飯に直接カレーの具をのせるのではなく、ご飯と混ぜて炒めてしまう方法。意外と簡単に満足感のある一品になります。
例えば、残ったカレーや具材をフライパンで炒め、そこにご飯を加えてさらに炒めるだけ。
水分が飛んでご飯と具材がなじみやすくなり、ルーが少なくても美味しく食べられます。
ドライカレーにする場合は、ケチャップやソース、スパイスを足しても美味しいですよ。卵やチーズ、ピーマン、コーンなど冷蔵庫の余り物を加えれば、簡単なのに豪華な一皿になります。
シャバシャバカレーをうまくリメイクできるので、翌日のお弁当にもおすすめ。
お子さんにも人気のメニューになること間違いなし!
いつもと違ったカレーの楽しみ方を、ぜひ試してみてくださいね。困った時ほど創造力が大事です!
⑤和風だしや味噌で味変
カレーに和風だしや味噌をプラスすると、ルーが足りなくても深みのある味に仕上がります。
特に、和風だしはカレーのうまみを引き立ててくれるので、ちょっと味が薄いな…という時に大活躍!
やり方は、顆粒だしや白だし、またはだしパックを使ってカレーに加えるだけ。
ほんの少し足すだけで味に奥行きが出ますよ。
味噌は、仕上げのタイミングで小さじ1~2程度溶かし入れるとコクとまろやかさがUPします。
特に豚肉や鶏肉を使ったカレー、和風野菜カレーとの相性が抜群。カレーうどん風にアレンジしたい時にもおすすめの方法です。
ルーが少なくても「お店みたいなカレー」に早変わりします。
普段のカレーとはひと味違う味変で、家族みんなに喜ばれること間違いなし!味の幅が広がるので、カレールー不足のピンチも楽しく乗り越えられますよ。
和風アレンジで、いつものカレーを新しい一皿にしてみてくださいね!
カレールーなしで本格スパイスカレーを作る5ステップ
カレールーなしで本格スパイスカレーを作る5つの手順をご紹介します。
ルーなしでもおいしいカレーは作れます!それぞれのステップを詳しく解説しますね。
①必要なスパイスを準備
まずは「スパイス」を準備しましょう。
本格スパイスカレーを作るなら、最低でもカレー粉・クミンパウダー・コリアンダー・ターメリックの4つがあると理想的です。
もし全部揃わなくても、カレー粉だけでも十分作れます。
クミンとコリアンダーはカレー特有の香りと風味、ターメリックは鮮やかな黄色とほのかな苦みを加えてくれます。
もし辛さが欲しければ、チリパウダーやブラックペッパーを足して調整してみてください。
最近はスーパーや100円ショップでも手軽にスパイスが揃うので、ぜひチェックしてみてくださいね。
スパイスミックスやガラムマサラも便利です。
使い切れなくても瓶で保存できるので、ひとつあると料理の幅が広がりますよ。
ちなみに、スパイスは香りが命!開封したてのものや、賞味期限が新しいものを使うと、より本格的なカレーの香りが楽しめます。
おうちにスパイスがなくても、カレー粉があれば十分チャレンジできます。「なんとかなる精神」でまずはトライしてみてくださいね!
②玉ねぎをじっくり炒める
スパイスカレーのおいしさのカギは、玉ねぎの炒め方にあります。
玉ねぎは薄切りまたはみじん切りにして、たっぷりの油でじっくり炒めるのがポイント。
これだけで甘みとコクが引き出されて、カレーの味がグッと本格的になります。
炒め時間の目安は、弱火~中火で20分以上。
飴色になるまで我慢強く炒めると、カレーのコクが全然違ってきます。
最初は焦げやすいので、混ぜながらじっくり火を入れてくださいね。
もし時間がない時は、電子レンジで加熱してからフライパンで炒めると時短になります。
少し焦げ目がつくくらい炒めると、香ばしい味わいもプラスされておすすめです。
この工程だけは少し手間をかける価値があります!
「プロの味」に一歩近づきますよ。
玉ねぎの旨みがカレー全体を引き立てるので、ここはぜひ手を抜かず頑張ってみてください。
③トマトやヨーグルトを加える
次に、トマトやヨーグルトを加えてコクと酸味を出します。
トマトは生のものでも缶詰でもOK。カットトマト缶なら手軽に使えて便利です。ヨーグルトは無糖のプレーンタイプを用意しましょう。
玉ねぎが炒まったら、トマトを加えてさらに炒め、じっくり水分を飛ばします。
トマトの酸味や旨みが、カレーに爽やかさと深みをプラスしてくれます。
水分が減ってきたら、ヨーグルトを加えて混ぜるとまろやかさが出ますよ。
この段階でスパイスを加えてもOKです。香りが立つまでしっかり炒めることで、プロっぽいカレーの香りが広がります。
トマトとヨーグルトの組み合わせは本格インドカレー風。辛さの調整や酸味のバランスはお好みで調整してください。
市販のカレーとはひと味違う、自分だけのオリジナルカレーが作れますよ!
④肉や野菜を煮込む
スパイスやベースができたら、いよいよメインの具材を加えて煮込みます。
お肉は鶏肉や豚肉、牛肉、魚介類、なんでもOK!野菜はじゃがいも、にんじん、なす、ピーマンなど、お好みのものを入れてください。
具材を加えたら、全体がひたひたになるくらい水やスープを加え、中火でコトコト煮込みます。
煮込む時間は肉や野菜の種類によって調整してください。
鶏肉なら20分ほど、牛肉なら30分以上煮込むとホロホロになって美味しいです。
煮込むほどにスパイスや野菜の旨みが溶け出して、奥深い味わいになります。
途中でアクが出たら取り除くと、すっきりとした後味になりますよ。
いろいろな具材を試して、自分好みの「我が家のカレー」を探してみてくださいね。
市販のルーを使わなくても大満足なカレーになります。ちょっとの工夫でお店レベルの味が楽しめますよ!
⑤味を見て塩で調整
最後の仕上げは「塩」で味を調整すること。
スパイスやトマト、ヨーグルトの酸味が全体に行き渡ったら、少しずつ塩を加えて味見してみましょう。
カレーは塩加減で味が決まると言っても過言ではありません。
いきなり多く入れず、少しずつ調整してくださいね。
もしコクが足りないと感じたら、バターやクリーム、ケチャップなどを少し加えてもOK。逆に、辛さを足したい時はチリパウダーやブラックペッパーをひと振り。
ご飯と一緒に食べる前提で味をやや濃いめにするとバランスが良くなります。お好みのトッピングで楽しむのもアリです。
自分で作るスパイスカレーは、ひと口ごとに達成感があります。カレールーがなくても、工夫次第で本格的なカレーができるので、ぜひチャレンジしてみてください!
カレールー足りない時に役立つおすすめ調味料リスト
カレールー足りない時に役立つおすすめ調味料リストをご紹介します。
普段の料理に使う調味料でも、カレーの味をぐっと引き立ててくれます。それぞれ詳しく解説していきますね!
①カレー粉やガラムマサラ
まずは王道、カレー粉とガラムマサラ。
カレー粉は市販のものでも十分で、スパイシーな香りと色味をしっかりつけてくれます。
ルーが足りないときも、カレー粉を加えれば一気にカレーらしい味わいに近づけますよ。
さらに本格的な香りが欲しいときは、ガラムマサラを使うのがおすすめ。
これは複数のスパイスをミックスした調味料で、仕上げにふりかけるだけでも風味がワンランクアップします。
カレー粉は加熱すると香りが立つので、炒め物にも便利。
ガラムマサラは加熱せず、最後にパラッとかけるのがコツです。
自宅にスパイスが揃っているなら、自分だけのブレンドも楽しいですよ!
スーパーや100均でも手に入るので、常備しておくと困ったときに本当に役立ちます。ルー不足の時だけでなく、普段のカレーにもぜひプラスしてみてください。
とにかくカレーの“香り”が足りない…と思ったら、この2つが救世主です!
②ウスターソース・中濃ソース
ウスターソースや中濃ソースも、カレーの味を一気に引き上げてくれる優秀な調味料。どちらも野菜や果物、スパイスが凝縮されているので、入れるだけでグッとコクや甘み、深みが加わります。
カレールーが少なくて味がぼやけるとき、ウスターソースなら大さじ1〜2、中濃ソースなら大さじ1ほど加えるのが目安。味見しながら調整してください。
ウスターソースはさっぱり、ピリッとした辛さが特徴。
中濃ソースはとろみと甘みが強いので、どちらも使い分けてみてくださいね。
お好み焼きソースやとんかつソースでも代用できるので、冷蔵庫のストックを活用しましょう!使うタイミングは煮込む途中がベストです。
意外とみんなやってる裏ワザなので、試したことがない方はぜひチャレンジを!
③ケチャップ・トマトペースト
ケチャップやトマトペーストは、カレーにまろやかな甘みと酸味をプラスしてくれる調味料です。
トマトのうま味もプラスされて、ルー不足でもおいしさが格段にアップします。
ケチャップは大さじ1〜2を目安に入れてみてください。
トマトペーストの場合は、濃縮度が高いので小さじ1からスタートして、味を見ながら加えましょう。
甘みが増すので、お子さま用のカレーにもぴったり。トマト缶があれば、一緒に煮込むのもおすすめです。
ちょっと味にパンチが足りないな、と思ったらケチャップやトマトペーストで“味変”を楽しんでください!
酸味が苦手な方は、最後にバターや牛乳を加えるとよりまろやかに仕上がりますよ。
④バター・生クリーム
バターや生クリームは、コクとまろやかさを一気にアップさせる魔法の調味料。
カレーが薄くなってしまったとき、仕上げに加えるだけで味に深みが出ます。
バターは大さじ1〜2程度、溶かしながら混ぜるのがポイント。
生クリームは少量(大さじ1〜2)を仕上げに回しかけて、全体をまろやかにまとめてくれます。
クリーミーでリッチな味わいになるので、普段と違う“ごちそうカレー”を目指したいときにおすすめ。
チーズや牛乳でも代用できるので、冷蔵庫に余っている乳製品はぜひ活用してみてください。
意外と家にあるもので、カレーのコクは出せるんです!
⑤和風だし・コンソメ
最後に、和風だしやコンソメ。カレーに和風だしを加えると、まろやかさや深みがぐっとアップ。顆粒だしや白だしがあれば、仕上げに小さじ1ほど加えてみてください。
コンソメは、カレーのベースになるうま味をサポート。顆粒やキューブを1個(2人前の場合)ほど加えると、味が引き締まります。
和風だしは特に、豚肉や鶏肉、野菜カレーと相性抜群!コンソメはどんな具材でもOKです。
お味噌やみりん、しょうゆと組み合わせても◎。おうちにある調味料で、味のバリエーションが広がります。
困ったときの「だし頼み」、ぜひ活用してみてくださいね。
カレールーが足りなくてもおいしく仕上げるポイント6つ
カレールーが足りなくてもおいしく仕上げるためのポイントを6つご紹介します。
これらのコツを押さえれば、ルーが少なくても「お店のカレー」みたいな味になりますよ!一つずつ解説していきますね。
①隠し味で深みをプラス
まず大事なのは、「隠し味」を上手に使うことです。たとえば、ウスターソースや中濃ソース、ケチャップ、みりん、はちみつ、醤油、インスタントコーヒー、チョコレート、ヨーグルトなど、冷蔵庫にある身近な調味料がカレーの味を劇的に変えてくれます。
それぞれ小さじ1〜2ずつ、少しずつ加えて味を見ながら調整してください。入れすぎると主張が強くなるので注意ですが、「なんか足りないな」という時にちょっと入れるだけで、コクと奥行きが生まれます。
インスタントコーヒーやチョコレートは、ほんのひとつまみで十分です。
苦味や甘みが加わることで、カレーの風味がぐっと本格的に。
ヨーグルトはまろやかさと酸味をプラスしてくれるので、スパイシーなカレーにも相性抜群です。
「意外となんでもいける!」というのがカレーの面白いところ。失敗しにくいので、いろいろな隠し味に挑戦してみてくださいね。
特にソース系やケチャップは、誰でも失敗しない安心の隠し味です。家庭の味の決め手にもなるので、ぜひ自分の“秘密のレシピ”を見つけてみてください。
②炒め玉ねぎの旨味
カレーの旨味を底上げしてくれるのが、よーく炒めた玉ねぎ。
炒め玉ねぎは甘みとコクを引き出すので、ルーが足りない時にも強い味方になります。
玉ねぎを薄切りにして、弱火〜中火でじっくりと飴色になるまで炒めましょう。
ここで手を抜かず、じっくり炒めることで、甘みがしっかり引き出されて「本格カレー」っぽさがグッとアップします。
時間がない時は、電子レンジで加熱してから炒めると時短になります。玉ねぎが焦げないように注意して、しっかりと水分を飛ばすのがポイントです。
玉ねぎの旨味は、カレー全体の味をまとめてくれるので、ルーが足りない時はぜひ多めに炒めて加えてみてください。
「手間かけた分だけ、おいしくなる!」という実感が得られますよ。
③にんにく・しょうがで風味アップ
カレーににんにくやしょうがを加えると、香りや風味がグッと豊かになります。特にルーが足りないときは、香味野菜の力で物足りなさをカバーしましょう。
みじん切りやすりおろしにして、玉ねぎを炒めるときに一緒に加えるのがベスト。
香りが立つまで炒めると、食欲をそそる「カレーの香り」が一気に広がります。
生のものがなければ、チューブのにんにくやしょうがでも十分です。入れすぎると辛みや香りが強くなるので、少しずつ加えてくださいね。
香味野菜は冷凍しておくと便利ですし、料理のレパートリーも広がります。カレーだけでなく、スープや炒め物にも活用できますよ。
香りと風味が豊かになるので、ルーが足りないピンチの時はぜひ活用してみてください!
④焦がさないように煮込む
カレールーが足りない時、鍋底が焦げやすくなるので要注意です。特に水分が少ない状態で煮詰めるときは、焦げやすいので、こまめにかき混ぜながら火加減にも気をつけましょう。
焦げると苦味が出てしまい、せっかくのカレーが台無しになってしまいます。
煮詰めるときは中火から弱火で、絶えず鍋底をすくうように混ぜるのがコツです。
どうしても焦げそうな時は、一度火を止めてからとろみをつける方法(水溶き片栗粉や米粉など)を使ってください。
鍋底が焦げついたら、すぐに違う鍋に移して煮込み直すのも有効な対処法です。
「焦げ」は本当に後悔するので、火加減には十分気をつけてくださいね。おいしいカレー作りの基本です!
⑤具材の切り方を工夫
カレールーが少ない時は、具材の切り方を工夫するだけで食べごたえや味の絡み方が変わります。例えば、野菜やお肉を小さめに切ることで、カレーのルーやソースがよく絡んで、少ないルーでもしっかり味を感じられます。
特にじゃがいもや人参は薄切りや小さめの乱切りにすると、火の通りも早く、とろみも出やすくなります。お肉も細切れやミンチ状にすると、短時間で柔らかく仕上がります。
逆に大きく切るとルーが染み込みにくいので、ルー不足の時には不向きです。見た目は少し地味になりますが、味のまとまりや食感はぐっと良くなります。
家庭によって好みは違うと思いますが、困った時はぜひ小さめカットを意識してみてください。
これだけでも「ちゃんとおいしいカレー」になるので、試してみてくださいね。
⑥仕上げにチーズやヨーグルト
最後に、仕上げにチーズやヨーグルトを加えることでカレーのコクとまろやかさがアップします。カレールーが足りなくて物足りない時でも、これを足すだけでグッとリッチな仕上がりに!
とろけるチーズやプロセスチーズは、ご飯にカレーをかけてから上にのせて軽く焼くと、欧風カレーのような濃厚な味わいに変身します。
ヨーグルトは仕上げに少量混ぜると、酸味とコクがプラスされて本格的なインドカレー風に。
乳製品はコク出しだけでなく、辛さをマイルドにしてくれるので、小さいお子さんがいる家庭でも大活躍です。
もしチーズやヨーグルトがなければ、生クリームや牛乳でも代用可能。冷蔵庫にあるものをどんどん使ってみてください。
ルー不足でも「ごちそうカレー」になる仕上げ技なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
カレールーを切らさないための買い置き&保存アイデア
カレールーを切らさないための買い置きと保存アイデアをまとめました。
普段からちょっとした工夫で「カレールーがない!」のピンチを防げます。それぞれのアイデアを詳しくご紹介しますね。
①常備できるレトルトやフレークタイプ
「いざという時のために、カレールー以外もストックしておくと安心!」というのは本当におすすめです。特に、レトルトカレーやカレーフレークタイプは賞味期限も長く、いざという時の救世主になります。
レトルトカレーは温めるだけでそのまま食べられるし、カレー鍋に加えればルーの代わりにもなります。種類も豊富なので、お気に入りをストックしておくと、家族みんながハッピー!
カレーフレークタイプは、使いたい量だけパラパラっと入れられるので、半端に残っても湿気を気にせず使えるのが魅力。少量だけ使いたい時や「あとちょっと足りない!」という場面にもピッタリです。
最近はスティックタイプや1人分ずつ小分けになった商品も増えているので、買い物ついでにチェックしてみてくださいね。意外とストックに便利です。
「災害時の備蓄食」にもなるので、ローリングストックとしても最適です。困ったときはストック品を頼ってみてください!
②保存に便利な密閉容器や冷凍法
カレールーやスパイスを買い置きする時は、保存方法も大切です。
特に、開封後のルーは湿気やニオイ移りに注意したいところ。
使いかけのルーは、ラップで包んで密閉容器に入れるか、ジッパーバッグでしっかり密閉して冷蔵庫で保存しましょう。
カレーフレークタイプや粉末スパイスは、密閉瓶や密封袋に入れて、乾燥剤と一緒に保管すると長持ちします。
使いかけのスパイスは風味が飛びやすいので、冷暗所保存がおすすめです。
また、余ったカレー自体を冷凍しておけば、「ルーがなくてもすぐ食べたい!」という時にも便利。カレーは小分けにして冷凍すれば、お弁当やランチにも活躍します。
保存のコツを押さえておくと、無駄なく使い切れて経済的。急なピンチも乗り越えられますよ!
家庭ごとに使いやすい保存方法を見つけて、ムダなく美味しいカレーライフを楽しんでくださいね。
③スパイスのミックス保存
市販のカレー粉やミックススパイスも、ストックしておくととっても便利。
密閉容器や小瓶に入れておけば、劣化も防げますし、見た目もオシャレ!
クミン・コリアンダー・ターメリック・ガラムマサラなど、基本のスパイスをミックスして「自家製カレー粉」を作るのもおすすめです。自分の好みでブレンドできるので、家族オリジナルのカレーが楽しめますよ。
スパイス類は風味が命なので、湿気を避けて涼しい場所に保存しましょう。
密閉容器に乾燥剤を入れるとさらに安心です。
普段からミックスしておけば、カレーだけでなく、炒め物やスープ、マリネにもすぐ使えて一石二鳥!
「家にスパイスがあるだけで、料理の幅が広がる」ので、ぜひチャレンジしてみてください。
④おすすめの市販カレールー紹介
最後に、筆者おすすめの市販カレールーをいくつかご紹介します。使い勝手や味のバリエーションで選んでみてください。
商品名 | 特徴 |
---|---|
バーモントカレー | 定番の甘口。りんご&はちみつでまろやか |
こくまろカレー | まろやかでコク深い味。辛さ控えめ |
ジャワカレー | スパイシー派におすすめ。辛口も人気 |
ゴールデンカレー | 欧風の本格派。香り高く濃厚な味わい |
業務スーパー カレールウ | 大容量でコスパ◎。まとめ買いにぴったり |
どのルーもスーパーやドラッグストアで手に入りやすいので、見かけたらぜひストックしておきましょう。
味のバリエーションや辛さで使い分けて、自分だけのお気に入りを見つけてみてください!
まとめ|カレールー足りない時の代用アイデアと対処法を徹底解説
カレールー足りない時の代用アイデア7選 |
---|
小麦粉とカレー粉で作る |
片栗粉や米粉を使う |
コンソメや鶏ガラスープの素を活用 |
ケチャップやソースでコクを出す |
カレーうどんの素やレトルトカレーで応急処置 |
市販のスパイスで本格アレンジ |
バターやチーズでコクを足す |
カレールーが足りなくても、おうちにある材料や調味料で十分おいしいカレーを作ることができます。
小麦粉やカレー粉、片栗粉や米粉、ケチャップやソース、コンソメなどの身近なアイテムが、あなたのカレー作りを助けてくれます。
本格スパイスカレーの作り方や、応急処置のコツも身につけておけば、突然のピンチでも慌てなくて大丈夫。 日頃から少しずつ買い置きしておく工夫や、保存のアイデアを取り入れることで、より安心してカレー作りが楽しめます。
このページを参考に、あなたの台所の“困った”が少しでも減りますように。